「あかりの王国」物語 - 越後ながおか

明治25年に建てられた豪商の別荘とツツジの庭園を照らす

よいた「楽山苑」ライトアップ

開催時期/5月上旬~中旬
会場/楽山苑(長岡市与板町与板甲627-甲)

楽山苑(らくざんえん)の中心的建物である「楽山亭」は、国会議員となった大坂屋三輪家(おおさかやみわけ)十一代当主・三輪潤太郎(みわじゅんたろう)が明治25年に建てた別荘です。三輪家は、越中国新庄城主(富山県富山市)三輪飛騨守長職(ひだのかみながもと)を祖とすると伝えられ、江戸時代には、酒造業や信濃川の舟運で財を成し、与板藩・長岡藩・三根山藩・米沢藩などに大名貸しも行うなど、越後屈指の豪商として名を馳せました。また、三輪家は「改正越後国全図(かいせいえちごのくにぜんず)」を編纂した長泰(ながやす)、良寛と心を通わせた文人・左一(さいち)、良寛に師事した維馨尼(いきょうに)など、学問を好み詩歌をたしなむ文化人を多く輩出しました。

風雅な装いを成す建築と、自然の山と松、杉、紅葉などの樹木を背景にして造られた庭園とが調和し、美しい空間を成している苑内には、新潟市の北方文化博物館に移築された茶室「積翠菴(せきすいあん)」を復元、設置。その他、親交の深かったとされる良寛の歌碑が2基、室町時代の作と伝えられている十一面観音菩薩像なども安置されています。

5月中旬、苑内一円に植えられているツツジが咲き誇るころ、地元の実行委員会により苑内がライトアップされます。新緑の中に咲くツツジとライトの光が織りなす幻想的な世界。ライトアップ期間中は、雅楽演奏会や琴尺八演奏会、地元の石州会、また正徳館高校茶道部のお茶によるおもてなしなど、各種イベントも開催。この取り組みは今年で18回目を迎え、与板地域のイベントのひとつとして、毎年多くの人々が訪れています。

お問い合わせ
長岡市与板支所産業建設課 TEL : 0258-72-3201

兼続 お船ミュージアム

与板歴史民俗資料館は、全館を直江兼続中心の展示にリニューアル。兼続所用の「愛の甲冑」(複製品)は、360度どの角度からも眺めることができます。1階の「直江兼続の生涯」コーナーでは、資料や写真で、兼続の生涯を絵巻物のように紹介。2階の体験コーナーでは、愛の甲冑と着物の試着ができ、戦国時代の出で立ちで記念撮影ができます。

与板天地人行列

「直江兼続」の居城があった与板地域。毎年10月上旬には、大河ドラマをきっかけに始まった武者行列「与板天地人行列」が町を練り歩きます。騎乗した兼続が直属の家臣団「与板衆」を引き連れて歩きます。

まちの駅 よいた

与板地域の情報発信・交流施設。観光案内やレンタサイクルなどの受付をはじめ、特産品である「打刃物」や銘菓を販売。冬季期間は休館しています。